【レポート】”楽しい”から、”本音で話す”から仲間ができる、行動がつづく。飯田とつないで見えたこと。
長野はびんずる、飯田はりんごん、各地で久しぶりにコロナ前の規模に復活した地域のお祭り。
くらしふと信州拠点前はスケートボード通りになり、新田町交差点近くには屋台がたくさん。こんなに人がいたのかと驚くほど!
くらしふと信州拠点では、このお祭りモードに乗っかって長野県環境保全協会と共同企画“ゼロカーボン縁日”を開催しました。
ゼロカーボン縁日は、長野県環境保全協会とくらしふと信州拠点の2会場で5つのミッションをクリアしよう!という企画。お祭りに集まるファミリーがたくさん参加してくれました!
”ゼロカーボンライフを狙え!牛乳パック射的”では、牛乳パック銃を自分でつくって、「やった~たおれた~」と楽しみながら、たおした的に書かれたCO2削減量を計算。
ミッション“発電せよ!こいで・あるいて・あおいで電気をつくろう”では、エアロバイクに乗って扇風機の動かすなど、いろんな方法で自分でも電気がつくれる体験を実施♪
続いて、14時30分からは地域を超えた連携企画としては初の試み!
南信州の環境文化都市づくりプラットフォーム「うごくる。」が開催する、つながりと行動を生み出す未来のカタリバ「うごくる~む。」とコラボレーションイベント!
飯田市にある旧飯田測候所の会場とオンラインでつなぎました。
旧飯田測候所では、U Know? Marketというイベント会場で、EVを電源として使って飯田地域のソウルフードである焼肉を焼く“いいだEVヤキニク”が行われていて、美味しくEVを身近に感じてもらう工夫がたくさん!
そして、いよいよトーク開始!
飯田会場・長野会場に集まったのは、高校生、信大生、県外(東京や静岡から!)の学生、小布施町の地域おこし協力隊、中学校の先生、金融機関の方、ましのワイナリーの方、飯田で飲食店経営やイベント企画をされている方など幅広い分野、世代の方が20名ほど。
ゼロカーボンについては聞いたことあるけどあまり関心がないという学生から、学校で断熱DIYワークショップを企画する高校生まで関心や知識量は様々。
うごくる。事務局のひとりである飯田市ゼロカーボンシティ推進課勝田さんからは「ゼロカーボンを自分事にしづらいのがみんなの本音」「仲間づくりやイノベーションという視点から進めていきたい」と企画の背景や想いを導入にお話ししていただいたあと、参加してくれているみなさんの”自分とゼロカーボンとの距離感”や”自分自身の取り組み”を順番に紹介していきました。
Z世代と社会をつなげるコラボ事業を生み出す会社イノベーションチームdotに所属する学生からは「イノベーションもゼロカーボンも同じく、ハードルが高い、難しいことに感じるけど、自分の中の変化や気づきもイノベーション」とコメント。
学校の教室断熱DIYを高校1年生のときから実施する上田高校3年生の桑田さん、地域の木材や栗のいがをつかった、地域循環型の燃料(炭)をつくるミッションに取り組む西野さんは、アクションするからこそぶつかる壁や現実についても共有してくれました。
みんなの取り組みや想い、悩みを聞いていく中で、ゼロカーボンを自分事にとらえてアクションを広げていくためのヒントになるポジティブなキーワードがいくつも出てきました!
- 本音で話す機会をつくること
- 一人ではなく仲間とうごく
- 頭で考えるだけでなく、感覚的にも”楽しい”ことがちゃんと”つづく”
- 2050年の未来が先過ぎる、二酸化炭素が目に見えない、ことはマイナスではなくだからこそワクワクする。
自分の2050の姿を思い描いてから、地球にとってよいことを考えてみる
イベント終了後にもくらしふと信州会場では話がまだまだ続き…
高校生の断熱DIYプロジェクトに関心のある大学生や社会人が集まり、どうやって資金調達していくか?という悩みに対して、みんなで考える作戦会議をすることがその場で決定!
オンラインではなく対面だからこそですね。
自然とこういう瞬間が生まれていく場が、まさにくらしふとでつくっていきたい場なんだよな~と私も見ていてワクワクしました。
ゼロカーボンに対してアクションをしている人とほかの得意分野を持った人が世代、分野を超えて本音で話すことで、ブレイクスルーにつながったり、新たなプロジェクトの種が生まれるきっかけになると確信した時間でした。
今後の展開が楽しみです!
(くらしふと信州コーディネーター 藤原)