気候変動と「2050ゼロカーボン」
2019年10月、「令和元年東日本台風(台風19号)」により、千曲川の堤防が決壊、多くの家屋が浸水するなど、県内各地に甚大な被害がありました。
この台風は、地球温暖化の影響で、台風の動力源となる大気中の水蒸気量が増えたため、温暖化しなかった場合に比べて降水量が約14%増え、台風の勢力もより強くなっていたことが指摘されています。
〔出典〕気象庁気象研究所「近年の気温上昇が令和元年東日本台風の大雨に与えた影響」(2022/12/24発表)
1850年以降の気温及び海面水温の上昇がなかった場合と比較
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グリーンランドの氷床融解 Photo via Good Free Photos -
フィジーの海岸侵食 © Masaaki Nakajima.
全国地球温暖化防止活動推進センターホームページより(https://www.jccca.org/) -
カリフォルニアの山火事 Photo via GAHAG
地球温暖化に起因する異常気象や気象災害が世界各地で頻発し、気候変動は今や人類共通の課題となっています。この気候危機ともいえる非常事態を突破し、かけがえのない美しい地球を守るには、どうしたらよいのでしょうか?
そのキーワードが「2050ゼロカーボン」です。
長野県は、2019年12月に「気候非常事態宣言 - 2050ゼロカーボンへの決意 -」を行いました。