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【レポート】大北地域ゼロカーボンミーティングを開催しました!

令和8年7月8日(水)に大町公民館分室で「大北地域ゼロカーボンミーティング」を開催し、54名の皆さまにご参加いただきました。
今年度は、県シニア大学大北学部の公開講座に位置づけ、シニア大学の学生の皆様と一緒に気候変動の現状や熱中症対策、住宅の断熱化、家庭でできる省エネなど身近な取組について学びました。

◇ 講演

〇「信州の気候変動の実態と将来について」 講師:環境保全研究所 栗林 氏
気温や降水量の長期的な変化を中心に、大町や白馬の気象データも交えながら、気候変動の実態と将来予測についてご講演いただきました。
研究内容に基づく説明から、私たちの暮らしや地域環境に及ぶ影響について理解を深める機会となりました。
主な内容は次のとおりです。

  • 長野県内の平均気温は上昇傾向にあり、1993年の冷夏以降、最高気温が35℃を超えなかった年はなく、急激な温暖化が認められていること
  • 海面水温の上昇に伴い、台風が強い勢力を維持したまま日本へ接近しやすくなるなど、自然災害への影響も懸念されていること
  • 社会のあり方によって温暖化の進行度合いは大きく異なり、持続可能な発展を進めた場合と化石燃料に依存した発展を続けた場合とでは、21世紀末の平均気温上昇に約3~4℃程度の差が生じると予測されていること

参加者の皆さんは熱心に耳を傾け、気候変動への理解を深めるとともに、脱炭素化に向けた取組の重要性について認識を新たにしていました。

〇「熱中症・ヒートショックの予防について」 講師:大町保健福祉事務所 北原 氏
温暖化への適応策の一つとして、熱中症やヒートショックの予防方法についてご講演いただきました。

熱中症が起こるメカニズムや発生しやすい条件について説明があり、クイズを交えながら、熱中症による救急搬送者の約6割が高齢者であることや、発生場所の約3割が自宅であることなどが紹介されました。
熱中症が疑われる場合は、速やかに冷涼な場所へ移動し、水分・塩分を補給するとともに、首や脇の下などを冷やして体温を下げることが重要だそうです。

また、ヒートショックについては、急激な温度変化によって血圧が大きく変動することが主な要因であり、特に冬場の入浴時などに注意が必要であることが紹介されました。
ヒートショックのリスク低減には、住宅の断熱性能を高めることで、室内の温度差を小さくすることも効果的だそうです。

◇ 県の取組紹介

〇「信州健康ゼロエネ住宅について」 説明:大町建設事務所 永井 氏
高い断熱性能を有し、信州の恵まれた自然環境と森林資源を活かし、エネルギー使用量を実質ゼロにする「信州ゼロエネ住宅」について紹介いただきました。
断熱化は光熱費の削減だけでなく、健康面や災害対策としてもメリットがあることが説明され、新築タイプ・リフォームタイプそれぞれの支援制度についても詳しく紹介いただきました。

〇「県の補助事業等について」 説明:北アルプス地域振興局 赤坂
住宅への太陽光発電設備等の導入、住宅の断熱改修にスポットを当て、県や管内市町村が実施している補助制度について紹介しました。

◇ 長野県地球温暖化防止活動推進員の取組紹介等

〇「家庭でできる省エネアクション」 説明:細田 推進員
長野県地球温暖化防止活動推進員の有志が作成した「【信州版】夏の省エネガイドブック」の抜粋資料をもとに、家庭で実践できる省エネ活動について紹介いただきました。
緑のカーテンやシェードを設置しての遮光による冷涼化、エアコンとサーキュレーターの併用や家電製品の効率的な使用方法など、実際に推進員が行っている取組を交えながら、日常生活の中で無理なく実践できる取組が数多く紹介されました。


なお、このガイドブックは、長野県地球温暖化防止活動推進センターのホームページでご覧いただけます。
省エネ事例集 | 長野県地球温暖化防止推進センター

質疑応答では、気候変動や熱中症対策などについて多くの質問や感想が寄せられました。
また、会場では地球温暖化やゼロカーボン、住宅の断熱化に関するパネル展示を実施し、休憩時間や終了後に多くの参加者が熱心にご覧になっていました。

ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。
今後も北アルプス地域振興局では、脱炭素社会の実現に向けた取組を進めてまいります。

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