プロジェクト

東京大学生が地域をめぐり、考え、提案する持続可能な森づくりとゼロカーボン

プロジェクト内容

プロジェクト概要

森林が面積の8割を占める長野県。

世界的には森林伐採など過剰利用が問題になっている一方で、長野県をはじめ、日本の森林はむしろ使われずに放置されて荒廃。それによって、土砂災害の増加や保水機能の低下だけでなく、ゼロカーボンに貢献する森林の炭素吸収量の低下なども問題になっています。森林資源は木質バイオマスとして再生可能エネルギーになるだけでなく、木材を建材やプロダクトなどに活用することで炭素固定につながるなど、ゼロカーボンに欠かせないものの、そのためには持続可能な森林利活用が欠かせません。

では、持続可能な森づくりとゼロカーボンな地域へのシフトを実現させるために、どんな手立てを打てば良いのか。そんなテーマについて、長野県辰野町をフィールドに、東大生がリサーチ・事業構想・提案する「東京大学フィールドスタディ型政策協働プログラム(FS)」が始まりました。東大FSは全国数十ヶ所の自治体で同時に行われる全国的なプログラムです。

今回は、辰野町をフィールドに本プログラムを受け入れ。
辰野町は森林面積が8割を占めるものの、他の多くの自治体と同じく、林業が衰退。管理が行き届かない森林が増え、近年では豪雨による土砂災害が大きな課題になっています。そういった課題に対して、町では健やかな森づくりのために、50年後を見据えた森林ビジョンを策定したり、生物多様性のある森づくりに取り組む民間発の林業ベンチャーも立ち上がっているほか、薪ストーブ販売会社と連携した間伐材の薪活用の取り組みも生まれています。

 

スケジュール

2023年
8月 フィールドワーク①
10月 フィールドワーク②

2024年
1月 ワークショップ(現地活動振り返り)
2月 ワークショップ(報告会前準備)
2月〜3月 活動報告会(学内・現地)

ロゴ: くらしふと信州

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